ポジティブに「やめる」

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あけましておめでとうございます。河村むつみです。
新年を迎え、今年の目標を立てたかたも多いのではないでしょうか?
このタイミングで何ですが、今回は「やめる」ことについてお話しします。

私ごとですが、昨年「どこでも・だれでも・ワン・オン・ワン」という30分の対話サービスを始めてから、さまざまなかたとお話しして気づいたことがあります。
それは、私の大きな役割のひとつが、そのかたが「やめられない」と思っていることを整理して、「今すぐやめられる」ことを見つけるお手伝いをすることだという事です。

ひとりの人間の使えるエネルギー量は限られています。
エネルギーは、新しい発想やポジティブな気持ちを生むためにはもちろん、のんびり過ごすにも必要です。
そこで、自分が欲したときに、いまやりたい事(ぼーっとするでもいいんです)をするために、すぐに使えるエネルギー量を確保しておく事はとても重要なのです。

タンスの引き出しがパンパンだと、新しい服を買っても入れられませんよね?そんなイメージです。
大小ある引き出しのどれをカラにするか決めるのは、慣れないと時間がかかるかもしれません。
なぜなら、ついつい一番大きな引き出しを空にしようと、中をひっくり返しているうちに疲れ果てて、そのまま閉じてしまったりするからです。

まずは、やめるのにエネルギーがあまりかからない小さい事からお試しください。
例えばSNSの通知をオフにして、精神的負担になっていた友人への即リプを止め、その分のエネルギーを自分がしたい事に使うようにする。(しつこいようですが、ぼーっとするでもいいんです)
大切な友人には、あらかじめ「今後は通知をオフにするので反応が遅くなる」と宣言しておけばいいでしょう。
それで怒るような人なら、その人が本当に大切にしたい人なのかを考え直す機会にもなります。

日本では、江戸時代の「武士は文武両道の鍛錬と徹底責任を取るべきこと」という武士道の教えがベースになった「何であれ一度始めたことはやり遂げる」という社会通念があるようです。
でも、そのために自分がやりたい事や楽しいことへ使うエネルギーが削がれるのは本末転倒ではないでしょうか?
自分を大切に、どうぞ2021年を少しでも気楽にお過ごしくださいますように。

ダイバース東京では―
なんでも話せる「どこでも・だれでも・ワン・オン・ワン」をオンラインで提供しています。
料金は30分2000円。 有資格カウンセラーがお話をお聴きします。(個人情報不要)
お問合せは Exec1x1@diversetokyo.com までお気軽に。
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