こんにちは、河村むつみです。
ふとした出来事がきっかけで、急に気持ちが落ち込んだり、クヨクヨすることは誰にでもあります。
そこで、今回は「落ち込み」のメカニズムと、原因をあぶりだすセルフチェック方法についてお話ししたいと思います。
私は、日ごろたくさんの方から “こんなことがあって辛かった”“あんなことを言われて落ち込んだ”というお話を伺います。
そして、質問を交えてさらにお話しを聞いていくと、しばしば気付くことがあります。
それは、落ち込みの原因が “起きた出来事や言われたこと自体ではなく、それをどう認知したか”だということです。
例をあげてみましょう。
「自分のメールが原因で上司が怒ってしまった」と認知し、その後上司への対応がギクシャクしてしまったケースです。
さて、この場合の認知の根拠は何でしょうか?
もし、上司が日頃から「自分はメールの返信は絶対する。でも、相手にムカついた時はスルー!」と公言していたなら、「上司がムカついた」という認知の客観的根拠になるでしょう。
でも、ここで気をつけたいのは、それでもなお、上司が不可抗力的な理由で返信できなかった可能性があるという事実です。
「いちいち可能性を考えたらキリがない、自分がそう思ったから、それが根拠だ!」とおっしゃるかもしれません。
でも、自らすすんで、客観性の乏しい根拠で落ち込んだり人間関係に気まずさを感じていることについて、本当に心から納得できますか?
落ち込んだりクヨクヨしているときは、自分の感情にスポットライトがあたって、いつも以上に主観的に考えがちです。
でも、そんなときこそ立ち止まって「きっかけとなった出来事をどのように認知したか」チェックしてください。
もし、自分の主観と経験だけで、客観性の欠ける認知をしたと気づいた場合は、ひとまず認知を取り下げて保留にしましょう。
「忘れろ」というわけではありません。「確認中」として静観するのです。
なぜなら、のちに認知の根拠となる客観的事実が判明した時点で、あらためて怒ったり悲しんだりしても、決して遅くはないからです。
そして、客観的事実が見つからないうちに「気が付いたら忘れていた…」でも、全くかまわないことを、どうぞ忘れないでください。
すこしでも気楽に生きるためのテクニックです。 ぜひご参考ください。
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